エアペイ(AirPAY)は、専用カードリーダーとiPad(iPhone)があれば、各種キャッシュレス決済を導入できます。
そこで、エアペイを導入するのに「お店にWi-Fi環境が必要なのか?」、「Wi-Fiなしでもエアペイは使えるのか?」気になるところですよね。
- エアペイはWi-Fiなしでも導入できる。
- エアペイは携帯電波(4g・5G)でも使える。
- エアペイはスマホのテザリング機能でも使える。

エアペイは、お店にWi-Fi環境がなくても、携帯電波である4Gや5Gでも接続して使うことができます。
iPad(iPhone)がインターネットに接続できれば、お店にネット回線がなくてWi-Fi環境を用意できなくても問題ありません。
また、スマホのテザリング機能も使えるので、たとえiPadがWi-FiモデルでもWi-Fi環境なしでエアペイを導入できます。
なので、エアペイの導入でWi-Fi環境を用意しなくても使えるので、安心してキャッシュレス決済を始めてみましょう!
エアペイ(AirPAY)導入に必要な通信環境とは
エアペイ(AirPAY)導入に必要な通信環境について解説していきましょう。
エアペイはインターネット接続が必須
エアペイでキャッシュレス決済を行うには、インターネット接続が必須です。
エアペイカードリーダーはオフラインで使えないので、何かしらの手段でインターネット接続しなければ使えません。


インターネットへの接続方法は、ネット回線によるWi-Fi環境だけでなく、携帯の電波(4G・5G)でも問題なく使うことができます。



スマホをWi-Fiルーターとして使うテザリング接続でも、問題なくエアペイを使うことができます。
公衆無線LANやフリーWi-Fiといった誰でも使えるようなWi-Fi環境は、セキュリティーに問題があるので使用ができません。
なので、インターネット接続の方法としては、お店のネット回線によるWi-Fi環境、もしくは携帯電波(4G・5G)を使うことになりますね。
エアペイは無線(ワイヤレス)のみ対応
エアペイ専用カードリーダーは、インターネット接続する方法が無線(ワイヤレス)にしか対応していません。
パソコンのようにLANケーブルをつなげて、有線でインターネットに接続することができないんです。
エアペイカードリーダーには、充電用の「Micro USB端子」、「磁気カード用 スリット箇所」、「 ICカード挿入箇所」しかありません。


エアペイカードリーダーの上部には、磁気カード用スリット箇所と充電用のMicro USB充電端子があります。


エアペイカードリーダーの下部には、ICカード挿入箇所しかありません。



インターネット接続に使うケーブルを挿す場所はどこにもありません。
なので、エアペイをインターネット接続するには、無線によるWi-Fiや携帯電波(4G・5G)が必要不可欠ということになります。
エアペイ(AirPAY)をWi-Fiなしでネットに接続する方法
エアペイ(AirPAY)をWi-Fiなしでネットに接続する方法について解説していきましょう。
エアペイをWi-Fiなしで使うには、
- iPad(iPhone)の電波(4G・5G)で接続する。
- スマホのテザリング機能で接続する。
- モバイルルーターをスカって接続する。
といった3つの方法があります。



電波とテザリングは、どちらもスマホのネット環境を使うので、どちらも同じ回線を使います。
では、それぞれの接続方法について、詳しく解説していきましょう。
iPad(iPhone)の電波(4G・5G)で接続する方法
iPadやiPhoneは、それぞれ「Wi-Fi + Cellular(セルラー)モデル」と「Wi-Fiモデル」の2種類があります。
Wi-Fi + Cellular モデルは、iPadやiPhoneにSIMカードを挿入すれば電波(4G・5G)でインターネット接続できます。
また、Wi-Fiにも対応しているので、Wi-Fi環境でインターネット接続もできます。
一方、Wi-Fiモデルは、Wi-Fi環境がないとインターネット接続できないということです。
エアペイ導入時にレンタルできるiPadはWi-Fiモデルなので、Wi-Fi環境を用意するか、お持ちのスマホでテザリング接続しなければいけません。


スマホのテザリング機能で接続する方法
iPhoneやAndroidスマホには、テザリング機能が搭載されている機種が多いです。



テザリング機能を使えば、Wi-Fi環境がなくてもエアペイを接続できます。
最近のスマートフォンには、ほとんどテザリング機能が搭載されているので、お使いのスマホをWi-Fiルーター代わりにしてエアペイを使うことができます。
また、キャリアがdocomoやauではなく、楽天モバイルなど格安SIMでもテザリングできるので、ランニングコストを抑えることもできますね。
テザリングのやり方はスマートフォンによって多少違いますが、設定自体はとても簡単なので、問題なくエアペイを設定することができるでしょう。
モバイルルーターを使って接続する方法
ポケットWi-Fiなどモバイルルーターを使ってエアペイを接続することもできます。
モバイルルーターなら、お店にネット回線を準備するよりも手間がかからないですし、複数端末接続して使うこともできます。
また、月額料金も3,000円台で利用できるので、ネット回線を用意するよりもランニングコストを抑えることができますね。
エアペイ(AirPAY)導入でお店にWi-Fi環境を準備すべきか
エアペイ(AirPAY)導入によって「お店にWi-Fi環境を準備すべきかどうか?」について解説していきましょう。
エアペイでWi-Fi環境を準備するメリット
まず、エアペイでWi-Fi環境を準備するメリットを解説していきます。
通信量に上限なく利用できる
お店にネット回線をひいてWi-Fi環境ができれば、通信量など気にせずに使うことができます。
iPhoneやiPadがWi-Fi + Cellularモデルで、通信制限がなければ必要ありませんが、月額料金を考えると高くなる可能性もあります。
エアペイで消費する通信量は多くないですが、使用する通信量に制限があるならWi-Fi環境を準備すると安心ですね。
複数端末同時にネット接続できる
お店にWi-Fi環境があれば、複数端末同時にネット接続させることができます。
スマホのテザリングでも、5台〜10台くらいは同時接続できますが、通信速度が遅くなってしまいます。
エアペイだけネットに接続するならテザリングでも全然大丈夫ですが、パソコンやスマホなど複数同時接続するならWi-Fi環境があると安心ですね。
お客様にもWi-Fi環境を提供できる
お店にWi-Fi環境があると、来店されるお客様にもWi-Fi環境を提供することができます。
飲食店など、お客様が滞在する時間が長いようなお店であれば、Wi-Fiがつながるお店としての強みを発揮できるでしょう。
エアペイの導入だけでも、新たなお客様が増える可能性が十分考えられますが、Wi-Fi環境が使えればより多くのお客様に利用してもらえる可能性が高くなりますね。


エアペイでWi-Fi環境を準備するデメリット
エアペイの導入でWi-Fi環境を準備するデメリットを解説していきましょう。
Wi-Fi環境を準備する時間がかかる
Wi-Fi環境を準備するには、ネット回線をお店にひくのに工事をしなければいけない場合があります。
そうなると、工事の日程を調整したり、作業をしてもらうまでに結構時間がかかります。



Wi-Fi環境を準備するのであれば、最初はエアペイをテザリングなどで導入しておくのがいいですね。
エアペイは、申込から審査完了まで早ければ2週間くらいなので、まずはエアペイを導入することが大切です。
Wi-Fi環境に時間がかかっても、エアペイの接続先を変更するだけ済むので、まずはエアペイの申込から始めるのがおすすめですね。
通信費としてランニングコストがかかる
お店にWi-Fi環境を準備すると、インターネット回線とプロバイダによる費用が毎月かかります。
携帯電話であれば、携帯電話会社との契約だけでインターネットが利用できますが、ネット回線をひくとなると「インターネット回線事業者」と「プロバイダ」の契約が必要になり、コストもより多くかかってきます。
もちろん、ネット回線でも契約するところによってコストを抑えることができますが、それでもランニングコストが6,000円くらいはかかることになります。
なので、ランニングコストを抑えるのであれば、エアペイとお持ちのスマホをテザリングで接続して使うのがいいでしょう。
エアペイ(AirPAY)での決済をWi-Fi環境で使う際の注意点
エアペイ(AirPAY)での決済をWi-Fi環境で使う際の注意点を解説していきましょう。
Wi-Fiルーターにセキュリティ設定する
お店にネット回線をひいてWi-Fi環境を準備したら、Wi-Fiルーターにセキュリティーの設定をしておくことが大切です。



WPA3は簡単にいうと、無線LANによる電波を経由して送受信するデータを暗号化してくれる機能です。
セキュリティーといっても、最近のWi-Fiルーターは最初からセキュリティー機能が付いているので難しくはありません。
例えば、バッファローのWi-Fiルーターだと、最初からセキュリティー対策がされていますし、パスワードも設定されているので簡単に設定できます。
もし、ご自身でパスワードを設定するWi-Fiルーターであれば、必ずパスワードを設定しておきましょう。
フリーWi-Fiや公衆無線LANは使わない
エアペイは、契約によってお店の外に持ち出して使うこともできます。
ただ、エアペイをインターネット接続するのに、公衆無線LANやフリーWi-Fiといった誰でも使えるWi-Fi環境を使ってはいけません。
誰でも使えるということは、それだけリスクをともなうことになるので、必ずご自身でネット環境を準備して使うようにしましょう。
まとめ(エアペイ(AirPAY)はWi-Fiなしで導入できる)
エアペイ(AirPAY)導入にWi-Fi環境が必要かどうかについて解説してきました。
エアペイは、オフラインで決済はできないので、必ずインターネットに接続しなければいけません。
ですが、インターネットに接続する方法は、Wi-Fiでなくても問題ありません。
例えば、エアペイと接続するiPad(iPhone)がWi-Fi + Cellularモデル(SIMカードで通信できる)なら、Wi-Fi環境がなくても大丈夫です。
また、今お使いのスマホでテザリングできれば、iPad(iPhone)がWi-Fiモデルでもエアペイが使えます。



お店にネット回線がなく、Wi-Fi環境をすぐに準備できなくても、エアペイを導入できるということです。
エアペイは、申し込んでから審査完了し、カードリーダーが届くまで約2週間くらいかかります。
まずは、キャッシュレス決済導入に向けて、エアペイの申込から始めてみましょう!